逃げたお前が言うな
Modest Life管理人のひなたです。
今日のタイトルは、自分で
『お前が言うなww』
とツッコミながら書いてしまいました。
このブログに来ていただいた方で、他の記事も読んでいただいた方なら言うまでもないのですが、私は無精子症の男性不妊と診断されてから5年間も手術と治療から逃げた人間です。
関連記事 無精子症の治療を終えた私が一番伝えたい事
だから、、、
まあ、、
『お前が言うな』
なわけです。
ただ逆に言うと、あまりにも痛みの想像であったり、何かに対する恐怖だったりがあって逃げたわけですので、人一倍『それ』について考える時間は有りました。
そんな私がどうやって手術し、子育てなんてありがたい状況になれたのか、改めて考えてみようと思います。
恐怖はどこから
さて、
カッコいいことを書いてなんですが
実は私
『TESE/MESA手術は受けていません』
他の記事でも書いた通りなのですが、私はセントマザー産婦人科医院にまで行っておいて、TESE手術でもMESA手術でもなく、一番簡易的で身体的な負担も少ないPESA手術に切り替えて手術を行い、精子を回収しています。
、、、ごめんなさい。
結局痛みも恐怖も克服できてないんですよね。これが。
だから、本当のことを言うと、これからTESE手術やMESA手術を受けようとされている方に言えることなんて無いのかもしません。
ただ実際には、もしPESA手術をして精子が回収できなかった場合は、状況によってMESA手術も予定していたので、心の持っていき方だけは一緒だと思います。
ただ、先に言っておくと、
手術を受ける直前までマジで怖かったよーーー。orz
もしこのブログに
『もう少しで手術だけど、本当に大丈夫だろうか、、、心配だ!!』
という気持ちで見に来ている人がいるならば言っておきます。
『大丈夫!!この手術内容を想像して、怖くない人はいない!!』
~Modest Life~
何をしても、何を考えても怖い
ここまでビビりな私が、5年間も逃げた上でどうやって手術を受けたのか。
自分で今考えても本当に不思議で仕方がないんですが、本当に、心から思うのは
『タイミング』
だったと思います。
別に、恐怖が無くなったわけではないんです。
それに、痛みの想像もずっとしてしまっていたから結構凹んでいたし。
たぶん私の心の持っていき方は『下手くそ』だったんでしょうね。
だから、5年間も逃げてしまった。
それは、
『タイミングが来るまでずっと逃げることが出来た』
と言ってもいいかもしれません。
でも、
『もし子供が欲しいなら、やるしかないんでしょ』
それも事実なんですよねぇ。
それ、思いっきり分かってるんです。
やるしかないって。
いつか受けるしかないって。
でも、やっぱり怖いんですww
もちろん、私も当然最初から5年間も逃げ続けよう!と思って過ごして言わけではありませんから、
『よし、手術するぞ!』
と思ったことも年に何回も有ります。
でも、いざもう一度無精子症や手術のことを調べ始めると
『おぉ、怖い。。。』
となってしまって尻込み。
うーん。イケてないw
本当に、どうやって手術受けたんだっけ、、、自分。
タイミングが来るって何
何度か、
『手術を受けるのはタイミングが来たから』
みたいなことを書いた気がしていますが、私の場合は本当にそうでした。
例えば
『よしっ!受けるぞ!!』
と思ったわけでもなく、妻から
『手術受けろ、こらーー!』
とハイプレッシャーが来たわけでもなく。
伝わりきらないかもしれませんが、
『さて、セントマザーに電話しようか』
と自然になって、電話した後に
『あれ、電話したぞ?』
と自分でも驚いたくらい。
これ、本当にそうで。
終ってから、妻にメールをしたら
『えっ、どういうこと!?』
と心から驚かれました。
だって、事前の相談もなく勝手に電話して、勝手に手術の予約したんですからw
たった今も当然
『手術しなければならないけど、したくない。どうしよう』
と悩んでいる方がいると思います。
そういう時は、2つやり方があると思います。
それは、
- 心を無視して予約を入れて、逃げ場のないまな板の上の鯉になるか
- 本当に心のタイミングが来るのを待つか
私の場合は2.のタイミングを待ってしまって、5年間も経ってしまいました。
どうせやらなければならないんです。
もし出来るならば、1.の行動をとって、もう逃げ場を無くして、一気に勢いに任せてやってしまう!!というのも後悔をしないための一つの考え方だと思います。
もちろん、不妊治療は夫婦で相談をして納得して進めることが第一です。
そういう意味では、やっぱり自分だけの考えではなく、夫婦の考えをもう一度振り返る、というのもありかもしれませんね。