無精子症の治療を終えた私が一番伝えたい事

初めましての方へ

Modest Life管理人のひなたです。

ここを見て頂いているということは、ここに初めて訪れた方だと思います。

そして、ここを離れてしまう前に私が感じている後悔をどうしても伝えたくて、このメッセージをこのブログの一番最初に書きました

まずはこのページを開いて頂いて有り難うございます。

201601-01

私のこと

私は、閉塞性無精子症という男性不妊症です。

現代の医学では原因は分からず、しかも普通の不妊治療では子供を授かる見込みは無いためTESEやMESAそして私が受けたPESAという、精巣(簡単に言うと金タマそのもの)から直接精子を取り出す手術をするしかない症状です。

最初に結果を書いてしまいますが、私は重度の男性不妊治療で有名な福岡県北九州にあるセントマザー産婦人科医院にお世話になり、閉塞性無精子症に対する手術であるPESAという経皮的精巣上体精子吸引術によって精子を採取できました。

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そして、妻にも協力してもらい採卵から顕微授精、そして胚移植を経て奇跡的な確率で1回目の顕微授精(ICSI)で妊娠に至ることができたのです。

このブログでは、術前、PESA手術、そしてそれ以外の悩みなどについて、私が覚えている範囲で、出来る限り細かくブログの記事にして行く予定です。

201601-02

後悔

正直、不妊治療がこんなにスムーズにいくとは良い意味で完全に想像外でした。

これで後悔があると言ってしまっているのですから、他にご苦労されている方にとっては、

『何が後悔だ!』

と怒られるかもしれません。

ただ、

本当に深く後悔していることがあります

常に思っていることではないですが、たまにチクッと胸を刺す痛みが走ります。

それは、

もっと早く踏ん切りをつけてもっともっっと早く不妊治療をすればよかった。

ということです。

201601-03

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~ Modest Life ~

時間という残酷なもの

もう私は35歳です。

妻は32歳。

結婚はちょうど10年目。

本当であれば、もう10歳に近い子供がいてもおかしくなかった年齢だと思います。

しかし、現実はようやく妻のお腹に小さな命が来てくれたところ。

そして、今まで私たちに子供がいなかったそのほとんどの原因は、私が不妊治療から目を背けていたからです。

実は、私が無精子症なのは5年ほど前に診断されていて、その時から手術が必要なことは分かっていました。

ただ、どうしても睾丸(金タマ)にメスを入れる手術が怖くて、なんだかんだ言い訳したり、忘れたふりをしたり、話が出ても「いつか手術するよ」なんて最低なこと言って時間だけ過ぎて、、。

妻は、そんなバカな私の感情が動くのを待ってくれました。

そして、そのことに甘えて私は長い間治療から目を背けて逃げました
これはもう、変えようのない現実です

そして、

ようやく手術をする覚悟を決めてセントマザー産婦人科医院に電話をしたその4ヶ月後に、妻のおなかの中には新しい命が宿りました

201601-04

もう一度向き合って

長い間、妻を我慢させ悩ませてしまった。
どうしてもっと早く、前向きになれなかったのだろう。どうしてもっと早く、不妊治療を始めなかったのだろう。

この後悔をこれから治療をしようとしている方、もしくは治療中で手術を悩んでいる方に伝えたくて、ブログを書こうと思いました。

たぶん、治療や手術から逃げていたこんな奴が書いたブログでは100人中99人は無視されると思います。

でも、100人の内の1人でいいから、一日でも早く夫婦での話し合いをし、治療への一歩を踏み出すきっかけになれればと願わずにはいられません。

201601-05

最後に

まだ記事も少ないこのブログに訪れて頂いてありがとうございます。

まだ伝えたいことを全然伝えられていませんが、これからの記事の更新で病院への連絡、術前、術中、そして術後の感じなど、他にも妻の治療状況など様々なことを書いていく予定です。もちろん私一人でぽつぽつと記事を書いていき、数日~1週間に1回は更新していく予定ですので、お気に入りに入れて頂いてたまには訪れて頂けると嬉しいです。

あ、、、最初の記事から重いな。。。えーと、何かあればコメントでも頂けたらさらに嬉しいです!(≧▽≦)イエイ。もちろん、長いコメントじゃなくて『そう思うよ』とか『わかるわー』の一言でも全然かまいません。ぜひぜひお気軽にm(__)m 

さて最後に。

やっぱり不妊治療ブログという性質上、何か気になったことがあってもコメントなんて書けないかもしれませんので、私にだけメールが届くページを作りました。もちろん私自身は完全に素人ですので専門的なことは答えられません。でも、どーだったあーだったと自分が感じたことや愚痴や雑談にはいくらでもどんとこいです。何かありましたら、こちらもお気軽に。

 質問・問合せのページへ 

それでは、これからよろしくお願いします。

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コメント

  1. 匿名 より:

    通りすがりですが、たまたまうちと状況が全く同じだったのでコメントさせていただきました。
    私も住まいは横浜ですが約20年前、色々本を読んでセントマザーしかないと思い飛行機に乗りました。
    治療の副作用で腹水が溜まったりしてその月には戻せずに月をおいてですが
    1回目で妊娠となりました。その他色々あり2か月早い出産となり低体重児でしたが、今は18歳、学校は皆勤賞の健康体で今年受験生です。
    ひなた様のお子様も健やかにご成長されますようにお祈りいたします。

  2. ひなた より:

    >匿名さん
    コメントありがとうございます。お子さんは18歳ですか!凄い!!我が子がそんなに大きくなるなんてまだまだ想像もつきません。。。

    不妊治療という経験をしたからこそ、なんというか感謝というかそういう喜びを日々強くかみしめながら生活してる。そんな風にも思います。

    20年前というと、今以上に世間から『不妊治療』の誤解が強かったのではないでしょうか?その中で行動され、そして妊娠出産までされたことは正直尊敬してしまいます。

    そして、こういうとアレなのかもしれませんが、、、そういう先駆者がいたからこそ私たちが今こうやって不妊治療を受けられているんだよな、と。

    匿名さんのお子さんが皆勤賞の健康体!というのも匿名さんが日々愛情を注いだからこそ、すくすくと育たれたんでしょうね。。。私も後に続けるよう、頑張りたいと思います。

    最近はたまにしか更新していませんが、たまーにお暇なときにでも、また遊びに来てください。ありがとうございました。

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