手術の方針変更
Modest Life管理人のひなたです。
何度か記事の中で書いていますが、私はもともとセントマザーでTESE/MESA手術を受ける予定でした。
最初にセントマザーに電話した時もMESAの手術を受ける前提で話を進め、その日に2か月後のMESA手術日を仮決定しています。
しかし、それを手術の3週間ほど前に私から院長先生にメールをして、
MESAからPESAに手術の内容を変更して下さい。
とお願いしました。
今回は、なぜ私がTESE/MESA手術からPESA手術に変えたのか、理由を書いていこうと思います。
無精子症の手術で悩まれている方に参考になれば嬉しいです。
一つ目に手術への恐怖
かっこ悪いことを正直に言うと、
MESAからPESAに変更した第一の理由は手術への恐怖
からです。
もう、震えるほど怖かったんです。。。
もちろん、その後に妻に全身麻酔で採卵してもらいますし、卵の戻しの時だって痛みを伴う治療です。
原因のない妻に負担をかけるのに自分は怖がるのか。と怒られそうですが、やはり怖いものは怖かったです。
なんといっても『TESE/MESA手術の痛み』というものが想像できない、というのが恐怖でした。
キンタマを蹴られたのがしばらく続く。
とか言われますが他人の書いた文章で安心なんてできないですよね。
~Modest Life~
二つ目に麻酔への恐怖
TESE/MESA手術は全身麻酔になります。
セントマザーでも基本的に静脈麻酔と局所麻酔を合わせて、術中の痛みを和らげてくれるように進めて頂けます。
ですが、私にとってはこの全身麻酔もなかなかに恐怖でした。
私は、今まで全身麻酔の手術をしたことがありません。
そのため、この全身麻酔という状態も想像がつかないんです。想像できない恐怖、という意味では一つ目の『手術への恐怖』と同じでした。
その点
PESA手術は局所麻酔で済みますし、痛みも何となく想像がつきます。
痛いだろうなー!!と思うものの、
麻酔を打つ一回目の痛みを我慢すればなんとかなるかな、
と思えました。
この1つ目と2つ目の理由は、ネガティブな考えです。想像できないから『やりたくない逃げたい』という考えです。
ですが、これから書く3つ目の理由はポジティブな考えになります。
三つめは睾丸のサイズと血液検査
これは、自分が勝手に判断したことなのですが、
違う記事に書いた通り、私の血液検査の結果はFSH、LH、テストステロン値に異常はなく全て正常値の範囲内です。
そして次に、自分で触ったり定規で測ったりしたんですが睾丸(キンタマ)の大きさが通常サイズと思われました。
・・・恥ずかしながら、妻が寝た後にリビングに一人でいて、定規を睾丸に当ててサイズを測っているのはなかなかアホな光景だったでしょうねw
自分としては大真面目にやってますww
そして最後に、私が5年前にセントマザーのカウンセリングで江東病院に行ったときに院長の触診があり、その時に『精巣の管が細くて、見当たらないのかもなぁ』と言われたことです。
正確な言葉は忘れましたが
『精巣(キンタマ)から伸びている管がすごく細いか、そもそも無いか』
といった感じの言葉でした。
この言葉は自分にとって大きかったです。
『管が無いだけなら、実は中で精子が作られているんじゃないか?』という希望を持てた言葉になりました。
自分で決めた
睾丸の大きさや血液検査の結果は全て有りますし、院長に言われた言葉もすごく嬉しかったので覚えています。
しかし、それでも私は5年間も不妊治療から逃げたんです。
だからこそ、自分が手術台に乗るには、まずはこの恐怖を少しでも和らげなければいけないとも考えていました。
『そうしないと、恐怖でまた不妊治療から逃げてしまう』
逃げないためには、
自分はまずどこまでなら一歩踏み出せるか、を考えました。
それがPESA手術だったのです。
PESA手術にすることで、
手術の痛みはTESE/MESA手術と比べれば、皮膚の上から精巣上体に針をさして精子を回収する方法だから全然痛くないだろうし、全身麻酔は局所麻酔に変わる。
様々な検査の結果から、私は閉塞性無精子症の可能性もある。
一度PESA手術をしていいんじゃないか
と思ったわけです。
これらはすべて自分で調べ、寝ないほど考えて決めました。
どんな結果になろうとも嫌になるほど考え抜いたからこそ、納得できると思ったんです。
もしみなさんが悩まれていることが有れば、きちんと調べ、考え、そして主治医の先生に相談をして、納得して進めていってほしいと思います。