とうとう全国ビックカメラとAmazonで発売開始
Modest-Life管理人のひなたです。
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前回のブログ更新でも書きましたが、今年は本当に不妊治療にとってはターニングポイントとなる年なのかもしれないなー、と思います。
というのも、助成金の増額や民間保険の解禁にとどまらず、スマホ(iphone)を使った自宅で簡易的に精子(精液)検査が行えるキットが2つも立て続けに発表、発売されたということもありますし。
関連記事 自宅の精子(精液)検査がスマホで簡易的にー 『Seem (シーム)』
関連記事 TENGA MEN’S LOUPE – Amazonで買える自宅のスマホ精子(精液)検査キット – テンガメンズルーペ
本当に少しでも不妊治療に関する情報や知識が広まって、少しでも多くの方が少しでも早く治療に進まれればいいなぁ、とか思ってしまいます。
ただ、上の2つの精子検査キットのうちSeem(シーム)についてはこれまでは少数店舗でのテスト販売や、首都圏の限定的な販売にとどまっていたこともあってなかなか多くの方にお勧めすることができませんでした。
ですが、11月21日にこのSeem(シーム)が全国のビックカメラ27店舗及びAmazonで販売されることが発表され、ようやく欲しい人がいつでも手に入れることが出来るようになったんです。今回はそれを記念して、改めて記事にしていこうと思います。
Seemキットの中身
さて、そもそもスマホでできる簡易精子(精液)検査キットといったものはいったい何なのかですが、これはとてつもなく簡単に言うと
『スマホのカメラにSeemキット付属の顕微鏡レンズ(拡大鏡)を付けて自分の精子の存在や運動率などを確認する』
というものです。そう考えると、結構簡単なことな気もしますよね。
それではまずはSeemキットに入っている中身について確認してみましょう。
上のざっくり説明の通り、検査をしていると言っても内容は『スマホのカメラで自分の精子を確認する』というだけなので、付属しているもの簡素です。
- 採取用カップ
- 採取棒
- スマホ顕微鏡レンズ(拡大鏡)
- 測定チケット
です。
これに加えてiphone専用のアプリが必要となる。ということですね。
ちなみに、iPhoneの対応OS:iOS8.0 以上で、対応する端末はiPhone 5 / 5s / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plusとなります。
、、、少し誤解を招くかも知れませんが、こう考えると完全に必須のものって顕微鏡レンズと専用アプリだけに思えますよね。だから
『他のカップとか棒の存在意義って、、、』
ってツッコむ人もいるかもしれませんが、精液検査をしたことのある立場から言わせて頂くと、やっぱりそれ専用のキットとして付属された方が良いです。というのも、なんか、、、どっかで売ってる紙コップとか100円ショップのスポイトとかで自分の精子を触ったりするのは、、、イマイチやりたくないので、、、。
だから、
『精液検査するための道具が全部一式入っているセット』
というもので一気に販売された方がやっぱりこっち側としては扱いやすいですし、検査に対する抵抗も多少は少なくなるのではないかと思います。
~Modest Life~
Seemキットの使い方
さて、自宅で出来る簡易的な精子検査キットなだけあって、実際にやる検査方法自体もかなり簡単のようで。それは
- iPhoneアプリで測定チケットを読み取り
- 採取用カップに採取し15~30分ほど置く
- 精液をゆっくり混ぜる
- 採取棒の先に精液をつけ、レンズカバーの下に広げる
- レンズをセットして開始
という工程。
画像出典:http://www.recruit-lifestyle.co.jp
これだけ。といってしまえばこれだけかもしれません。本当にいたって簡単。
しかも、もうスマホで簡易精液検査が出来るもう片方のTENGA MEN’S LOUPE(テンガメンズルーペ)の場合のように精子が有るか、無いか、というゼロイチ判定とは違って、検査結果を動画で撮影したうえで精子の濃度や運動率を判定することもできますから、簡易とはいえより詳細な検査が可能となっているんです。
本当に、、、凄い世の中だなぁ、、、と言いたくなりますよね。。。
なお、検査の結果についてSeemで表示される『精子濃度』とは精液1ml中の精子の数です。WHOの基準では1,500万/mlを下回ると自然妊娠が難しいとされています。『運動率』とは総精子に対する動いている精子の割合です。WHOの基準では40%を下回ると自然妊娠が難しいとされています。
ちなみに、Seemに限らず精子検査の結果については体調によって精子の運動率やそもそもの数などが変化しますので一度の検査結果で結論を出さないでください。実際、無精子症の私ですら、不妊治療の病院による検査を3度行ないましたから。それに加えてSeem自体が確定診断の出来ない簡易精子検査キットですから、不妊治療を考えるならば、結果によらず病院に行き精液検査を受けることをおススメします。
Seemに関する感想
うーん。
さっきも書きましたけど、一言でいうと『凄い』って感想です。、、、、私の場合は無精子症ですから『使っても、、、』という自虐的な感じになっちゃうから何とも言いません。(-_-;)
でも、実際に不妊治療をしている夫婦が増えているという事実と、それに加えて不妊治療検査への取り組みは女性(妻)から始まって、その後男性(夫)への検査になるというよくある流れのことを考えれば、
『男性不妊かどうかの自宅で簡単に精液検査を行える』
ということでまず一つハードルが下がるでしょうし、それに
『Amazonで買えるので誰にもバレずに購入できる』
ということを併せて考えると、一段とハードルが下がっただろうな、と。
、、、まあ、、、これまた正直に言ってしまうと、例えば一般の人が購入したり、又は妻が何とか夫に不妊治療の検査をして欲しくてこれを買ったとして、
『実際に検査をする』
のが一番ハードルが高いんですよね、これが。
『買う』までは出来るでしょうけど、、、。
同じ男性としては『それ』が一番高いハードルだということはむちゃくちゃ共感しますし、良くわかるんですが、、、でもそれでもやっぱり。
『不妊治療は一日でも早く。夫婦で協力することが必要』
ということに立ち返って、少しのためらいはもう見えないふりして我慢しちゃいませんか?と。
やっぱり後悔は先に立ちません。
私のように後悔する人は少しでも少なくなってほしいですし、少しでも早く男性側も検査をして不妊治療に進んで欲しいと願ってしまうんです。
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