平成28年度・特定不妊治療助成金新制度の特徴と変更内容

これから始める人は注意

Modest Life管理人のひなたです。

さて、とうとう4月を迎えました。

新学期、新年度です。

すでに不妊治療をしている人ならばすでにお分かりだとは思うんですが、

『特定不妊治療の助成金について、この平成28年4月(2016年)から完全に新制度に移行する』

ことになりました。

というよりも、もう新年度ですから始まっているんですよね。

今回は、新制度の内容についてザックリ見ていきたいと思います。

201603-10

新制度の特徴:大きな変更は年齢制限と回数

さて、細かく見ていく間にざっくりと知っておくほうが私は好きです。

ので、今までとこれからの制度で何が違うのか、特徴を簡単に見ていきます。

◆助成金の対象:特定不妊治療(体外受精・顕微授精)

◆今まで
 ・年齢制限:なし
 ・通算助成回数:10回

◆これから
 ・年齢制限:あり(治療開始時)
 ・通算助成回数:3~6回

単純に、私が『これは変わったなー』と思った変更内容を挙げました。

特に大きいのが年齢制限で、今まで(平成25年度以前)はなかったのに、不妊治療開始時の妻の年齢が43歳以上の場合、残念ながら『助成金の対象外』となるんですよね。

不妊治療は女性の年齢に大きくかかわるとはいえ、、、、これはなかなか簡単に意見を言えないような問題だと思います。。。

不妊治療の辞め時、、、を考えた場合に、年齢で制限をかけることを考えるというのは、もちろん制限のある予算の中では仕方のないことかもしれませんが。。。

逆に言うと、43歳以上の方は100万円前後かかる治療費を、ほぼ全額自費で支払うことになりますし、また『国からも助成されない年齢である』ということを自覚してしまうということに繋がりますよね。。。

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~Modest Life~

その他も変わっているんです

残念ながら、良くも悪くもいろいろと変わっています。

先ほどよりも、もう少し細かく見ていきたいと思います。

◆平成28年度からの新制度の内容

・妻の年齢が
39歳以下 ⇒ 43歳になるまで通算6回まで助成可能。回数制限なし
40歳~42歳 ⇒ 43歳になるまで通算3回まで助成可能。回数制限なし。
43歳以上 ⇒ 助成対象外。

※なお、この年齢の考え方は『誕生日を基準』とします。
『いつの年齢』かは、『不妊治療を受けた初日』の年齢になります。

今までが『助成の通算10回までは、年齢制限なく受けられる』というものだったのに、けっこう年齢と回数にシビアになったという感想になりますよね。

201603-07

助成金申請で治療前にすることは特にない

最後に

『これから不妊治療をするけど、先に助成金関係でしておくことはあるかな?』

と思っている方に伝えておきます。

結論としては、

『不妊治療をする前から準備しておくものは特にありません』

ので、気兼ねなくご夫婦で治療を進めて頂きたいと思います。

ただ、実は今後不妊治療の医療保険(特約)が解禁になる予定です。

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そのため、もしまだ『不妊症確定前』だった利した場合、先に医療保険や生命保険の見直しをしてから治療をし始めることを強くお勧めしておきます。

不妊治療は、ご夫婦の都合が合えば、少しでも早く治療を受けていただきたいものです。

私のように、無精子症(男性不妊)であることが分かったくせに、治療から逃げる夫もいないとは言い切れません。

ハードルを上げないで、『治療を受ける前の検査』でも良いからご夫婦で話し合い受診に前向きになることを願っております。

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