話題の医学「早発卵巣不全の新しい不妊治療」
Modest Life管理人のひなたです。
テレビ東京で『話題の医学』という番組が放送されているのをご存知でしょうか。
この番組の中で2016年5月8日(日) 朝の5時から、
「早発卵巣不全の新しい不妊治療」
と題して、不妊治療に関連するテレビ番組が放送されていました。
正直に言ってこの
早発卵巣不全(premature ovarian failure(POF))
という疾患、私は知らなかったのですが、
『早発閉経や早期閉経』
と言えるもので、女性の100人に1人(1%)に見られる疾患だそうです。
・・・100人に1人というと、自分の不妊原因である無精子症も同じ確率だったはずで。
本当に、そんなに症状に悩まされる方がいることに驚きですよね。
今回は、この番組の見た感想と早発卵巣不全について記事にしたいと思います。
なかなかに難しい内容。。。
まず最初に、番組の感想を一言でいうと
『難しなー』
ですww
素人が聞くと、かなり多くの専門的な単語や説明が出てきたので、最初に見た時にはまったく話が入ってきませんでした。
まぁ、逆に専門家が聞くと『当たり前の事』を話しているんでしょうけどね。
最初に書いた通りこの早発卵巣不全とは早期閉経の言葉のとおり、通常の閉経の平均年齢は50歳前後のようですが、それよりも早く40歳未満で無月経になることをいうそうです。
早発卵巣不全の原因は、
『染色体異常や自己免疫疾患など』
と判明することも少しあるようですが、他の不妊症と同じく原因不明の場合が多いようで、そうなった場合はやはり対応が難しいですよね。
この早発卵巣不全は早期閉経の症状ですので、自然排卵が起こらなくなってしまいます。悲しい現実として、単純に自然妊娠が出来ません。
つまり、どんな不妊治療も効果が薄いということになり、ほぼ確実な治療方法はドナー卵子(提供卵子)による体外受精になってしまうようで。
かなり厳しい状態の不妊症であることが分かりました。
~Modest Life~
新しい不妊治療方法
この番組の中で紹介されていた早発卵巣不全(POI)の新しい治療方法は、
早発卵巣不全に対する卵胞活性化療法(IVA:In Vitro Activation)
と呼ばれるものでした。
先ほども感想に書いた通り、治療内容の説明が『難しいなー』というものでしたので、私が説明して変な主観が入ってしまうとマズイことから、細かい内容の説明は割愛しておきます。
ただ、ざっくり概要を説明すると、
卵巣の中にある休眠卵子(原子卵胞)の目覚めを促す治療方法
というもので、
原子卵胞を活性化し、卵子を取得する方法
ともいえるようです。
治療自体が腹腔鏡で卵巣摘出をすることから始まることから考えても、簡単な治療方法ではなく、身体的に厳しい治療であることがすぐにわかりました。
顕微授精の採卵の内容を多少は調べていましたから、そういう全身麻酔を含めて、手術による治療となると、やっぱり厳しいですよね。。。
早期検査・早期発見・早期治療
この番組の中で、私でもすぐに理解ができて記事で伝えなければ、と思った内容があります。
結論から言うと、それは、
『早発卵巣不全は、早期閉経の兆候を見逃さず早期発見・治療すれば自然妊娠も可能』
ということです。
単純な話ですが、
『閉経するから妊娠できなくなるので、閉経する前に妊娠してしまえば不妊治療は不要』
ということですね。
そりゃそうだ、と納得できます。
この番組の中では、早期発見・早期治療するために
1)早発閉経の兆候である『月経不順』を見逃さない
2)簡単な血液検査で残存卵胞が分かるので検査すること
を進めていました。
もし身体的に気になる方がいれば、恥ずかしがらずに産婦人科を受診することをお勧めします。
このブログは、『早期の不妊治療を進めている』ブログです。
ただ、当然のことながら『防げる不妊症』であれば未然に防いでしまうことが、不妊治療をせずに妊娠する一番確実で効果的な方法なわけで。
後で、
『検査すればよかった』
と後悔することが無いよう、、、この記事がほんの少しでもきっかけになっていただければ嬉しいです。
関連記事 無精子症の治療を終えた私が一番伝えたい事